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リオ五輪オーバーエイジの3名の選出は妥当だが正解かは疑問に残る

リオ五輪予選リーグ第一節を消化し、日本はグループリーグの最下位で予選第2戦を迎えることになりました。

日本は終始後手後手に回る展開に振り回され、渡航トラブルのあったナイジェリアに4-5と敗れてしまいました。

その試合で圧倒的な存在感を見せつけたのがOA枠で選出されたチェルシー所属のミケル選手。中盤でボールを落ち着かせ、日本のやりたいサッカーをさせないという点において完璧な仕事をこなしました。

穴となるポジションにOAを選出した結果は確かに妥当だった

OAの招集については選手選考の段階から様々な議論がされていました。興梠選手らOAとして選ばれた選手たちは確かにJリーグで活躍選手であり、パフォーマンスが心配された左サイドに実績のある藤春選手。予選から核となるセンターフォワードに不安にあるところに興梠選手。岩波選手のけがが心配されたところに塩谷選手を起用したのはあるいみ妥当であったと思います。

少なくともその3ポジションについては日本代表の穴となりうるポジションと初めから言われていたため、その戦力を補うという意味では極めて妥当だったといえるでしょう。

同グループのOA選手の選出方法と比較してどうか

しかし、第一節を終えグループCの結果を振り返るとその妥当な選出が果たして正解であったのかという疑問を私は考えています。まずコロンビア対スウェーデンの試合、この試合ではOAとして選出された選手がその経験とリーダーシップから試合をコントロールしお互いOAの選手が得点を挙げるなど、U-23代表選手との違いを見せつけるのに十分な結果を残しました。

また日本対ナイジェリア戦においてはチェルシーに所属するミケル選手がその経験とリーダーシップを活かし、本来日本が支配すべき中盤の攻防を巧みに抑えることに成功していました。経験の浅いU-23選手にとって十分なリーダーシップと試合を落ち着けるという役割をきっちりと遂行していました。

OAの選手に期待される役割とは経験とリーダーシップである

このようにU-23世代のオリンピック世代の代表選において、OA選出の選手に求められるスキルはあくまでもU-23の選手ではまだ不十分な、リーダーシップ、試合を決定づけられる国際経験が求められるのではないでしょうか。

今回の日本代表のOA選手3人は選手としてのクオリティとしては日本の弱点、穴をカバーするという意味においては十分妥当な選手選考だったと思います。しかし、3人とも国内リーグの経験しかなく国際経験はそれほど高くない選手ばかりです。

その結果、日本代表の穴であったポジションをある程度埋めることはできたものの、ピッチ上に立つ11人のうちの一人でしかなく、U-23サッカー代表選手との圧倒的な差を見せつけるまでにはいきませんでした。

ナイジェリア戦で中盤に入った遠藤選手、原川選手、大島選手は将来性乗る優れた選手であると思います。しかし結果的にはナイジェリアのミケル選手のリーダーシップと世界のトップリーグで戦ってきた経験の前に、つまらないパスミスを繰り返すばかりでした。

もちろん日本代表として先発したOAの三選手もスタメン1/11の選手としてはその役割を果たしたました。しかしJリーグに所属する選手でA代表での経験の浅い選手ばかりです。国際大会で若い選手の中違いを見せつけられたかというと不十分だったといわざるを得なかったと思います。

逆にロンドンオリンピックでOAとして参加したDF吉田選手なんかは敗戦につながる決定的なミスはあったものの、そのリーダーシップと経験でU-23代表選手に違いを見せつけることができていたと今となっては思います。

OA選手の登録というのは五輪代表選における切り札です。弱いポジションの穴埋めという役割だけではなくそれにプラスアルファをチームにもたらすことが重要といえるでしょう。

そういう意味ではOA三選手へのナイジェリア戦での評価は不十分であったと思います。所詮ウィークポイントのポジションの穴埋めという評価以上はできないというのが私の感想です。正直南野選手のほうが動きの面テクニックの面においても一番目立っていたのではないでしょうか。

もちろんOA彼らが残りの二戦で年長者としての違いを見せつけるチャンスは残されていると思います。

しかし一戦を終えた今、世界と戦うと考えたときにこのOAの選択が妥当ではあるが正解であったとは思えません。ナイジェリア戦においては明らかに中盤での安定感、試合を落ち着かせる試合勘がナイジェリアに対して劣っていたという風に感じます。コンディションの悪い相手に対し中盤を支配し疲れさせるという戦術はかなり効果が高い戦術です。

それができなかったことをU-23代表選手のクオリティが低かったと言い切ることは可能ですが、OA選手として試合を落ち着かせる経験とリーダーシップを持った選手を招集できなかったことは正解とは言えないのではないでしょうか。

先にも書きましたが、穴のポジションにオーバーエイジの選手を補充するという考え自体は妥当な判断だと思います。しかし、経験豊富で試合を落ち着かせる選手をOAとして招集できなかったことは決して正解といえないのではないかと私は考えています。

今後2戦まだ戦いは続きますが、OAの彼らにはただの1/11のポジションという事ではなく、経験のあるOA選出の選手であるという事を自覚し、ゲームコントロールで違いを見せてほしいと思っています。

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