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はたらいたネット

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高藤直寿は泥酔癖、遅刻癖を乗り越え金メダル第1号になれるか

リオ五輪初日、男子柔道60kgの試合が行われます。出場するのは高藤直寿選手。日本人リオ五輪金メダル第1号が期待されています。

この高藤選手リオ五輪への道のりは平坦なものではありませんでした。高藤選手はいわゆる優等生キャラの柔道家ではありません。小学生のころからその才能をいかんなく発揮していた、高藤選手ですが、リオまで4年間の道のりには自らの不祥事から強化指定ランクをAランクからBランクに降格させられるなど、波乱に満ちたものでした。

泥酔癖、遅刻癖で強化指定Bランクに降格

有望な柔道選手として東海大学に進学した高藤選手は2012年には東京・モスクワのグランドスラムで優勝するなどその才能をいかんなく発揮します。2013年には今回の五輪と同じリオでの世界選手権にも優勝し日本のトップ柔道選手として名をあげます。

しかし2014年の9月、世界選手権現地での泥酔癖、遅刻癖など規律違反があるとして、高藤選手は強化指定選手のトップランクであるAランクからBランクに降格させられてしまいます。発案者は井上康生監督であり、監督もまたその責任を取る形で頭を丸刈りにしました。

多くの選手を抱える監督が一人の選手にそれだけの仕打ちをするという事は、逆にいうとそれだけその才能を買っているという事です。高藤選手は生活面での問題を抱える一方で、監督にそれだけの覚悟をさせるほどの才能にあふれた選手というところが見て取れます。

本人もこの問題をきっかけに改心し頭を丸め、再浮上を誓い最終的にリオ五輪への切符を手にすることができました。

柔道も型破りで天才型の選手

そんな高藤選手ですが、柔道のスタイルも型破りです。東海大学で高藤選手を指導した上水監督も、高藤の柔道は誰にもまねできるものではないとし、彼を天才と評しています。身体能力が高く日本の古い柔道ではなく、世界のJUDOの中で変幻自在の技を繰り出すのが彼の持ち味です。

また相手の研究にも熱心で、相手の次の動きを予測して技をかけることが出来るというのも彼の特徴です。研究熱心さ、眼の良さ、高い身体能力から相手を翻弄する変則スタイルの柔道は金メダルを期待するだけでなく、感染するだけでも十分に楽しめる魅力的な柔道です。

得意技は高藤スペシャ

そんな彼の得意技は「高藤スペシャル」です。スペシャルという大層な名前がついている技ですがこの高藤スペシャルには決まった形がありません。とにかく相手の動きに柔軟に対応し背中を畳につけることが出来ればそれが「高藤スペシャル」なのです。本人も「高藤スペシャルの完成形は自分でもわからない」と公言しており、そんなところも型破りな選手です。

どこまでも型破りな高藤選手が日本人第一号の金メダルを取れるか、男子60㎏級柔道は本日行われます。古い柔道ではなく世界のJUDOに対応した新世代変則スタイルの高藤選手が見事金メダルを取ることが出来るか。その結果が、明日以降行われる別階級のJUDOが世界で通用するかの一つの指標となります。

リオは高藤選手が世界選手権を初優勝した地です。高藤選手は思い出の場所で再び金色のメダル手にすることが出来るのでしょうか。