毎回、派手な演出やサプライズで世間を騒がせているオリンピックの開会式ですが、その目玉といえばやはり選手入場でしょう。
各国が、国を代表するアパレルブランドのデザインした凝った衣装で登場するので、私も楽しみに見ています。
やはりお国柄が出るというか、国によってスポーティであったりフォーマルであったり、派手だったり地味だったり様々なので見てて飽きません。
エストニア女子のユニフォームが可愛い
私が一番素敵だなと思ったのはリトアニア女子のユニフォーム。襟付きのシンプルなネイビーのAラインワンピースで背中が白のボーダーになっています。
ツイッターでも「普通にかわいい」「私も欲しい」と話題になっていました。選手もスタイルがいいので普通にファッションショーのようでした。
同じバルト三国のラトビアの女子ユニフォームも可愛くておしゃれで、私もおっさんながら着たいと思うぐらい可愛いユニフォームでした。
バルト三国の残り一国リトアニアのユニフォームは・・・・あまりピンときませんでした。
それよりも同じ旧ソ連の宗主国ロシアのユニフォームは男女ともデザイン性が高く可愛かったですね。女子のボーダーのインナーもそうですが、男子の蝶ネクタイもディティールにこだわっていてお洒落だったと思います。
クロアチアとリベリア、アラブ首長国連邦はわかりやすい
一方で国のアピールがわかりやすい国も多く見られました。まず一番目を引いたのはリベリアです。ほぼ国旗をそのまま着ているようなユニフォームは国をアピールする気満々なのか、それともデザインするのがめんどくさかったのかというぐらいリベリアでした。
またクロアチアもお馴染みの赤白の市松模様で登場。もう国際大会で赤白の市松模様を見るとクロアチア、というのがパブロフの犬のように私の頭の中に刷り込まれています。クロアチアの国家戦略おそるべしです。
そしてアラブ首長国連邦もThe アラブという格好の選手団で面白かったと思います。代表選手こそ少なかったものの全員が「殿下」と呼ばれるにふさわしい恰好をしていて「さすがドバイのあるアラブ首長国連邦」といった感じでした。
パナマの紹介のほとんどがパナマ文書絡みでかわいそう
そしてユニフォームとか関係なく、圧倒的にかわいそうだったのがパナマです。NHKアナウンサーの国の紹介の8割を「パナマ文書」の紹介に割かれてしまっていました。「タックスヘイブンによる租税逃れがリストとして流出し話題になりました」。本当にここで紹介することなのでしょうか。他のチームは選手の紹介をされているのにパナマの紹介だけは8割パナマ文書の紹介です。ちなみに残りの2割は「パナマ運河が広くなった」という紹介で、選手の紹介はほとんどされませんでした。
総括
全体的な傾向を見ると旧ソ連や東欧の国々の衣装がお洒落で私の好みでした。特にエストニア女子のユニフォームは清楚な感じが可愛くておしゃれで、おっさんの私でも着たいと思うような素敵なものでした。
スウェーデンのアパレルブランドH&Mが手掛けたスウェーデン代表のユニフォームはこういうと失礼ですが少し安っぽく見えました。
太平洋の島国や赤道線上の国々はアロハシャツのような衣装が多く南国リゾート感がすごかったですね。
そして何より、いくらセンセーショナルな事件だったとはいえ、パナマの紹介が「パナマ文書とパナマ運河の紹介」に終始したのはさすがにかわいそうに思いました。ほかの戦時中の国については国内の動乱を紹介したうえで選手たちは「不安定な内政に苦しんでいる人を勇気づけたい」と選手たちが言っています。という風にさりげなくフォローしていたのに、パナマに関していえば本当にパナマ文書とパナマ運河の紹介だけでした。
[blogcard url=”http://hataraita.net/2016/08/06/riooening/”]
[blogcard url=”http://hataraita.net/2016/08/06/panama/”]