こんにちは。
はたらいたです。
前回前々回と、競馬ハッカソンの話題を書いたのですが、このたび運営の許可が出たのでそのハッカソンを紹介をしたいと思います。
こちらです。
競馬ファンにとってもテックファンにとってもとても面白い戦いになっているので、興味のない方もぜひぜひご覧ください。
桜花賞当日はニコ生もあるのでぜひそちらもご覧ください。
ちょうど前半戦が終わったところなので、各チームのソフトの特徴や後半戦の見どころなどを紹介していきたいと思います。
結構踏み込んで書くので2週間後ほかの参加者の方に会うのが怖いですが、こう見ると面白いよという紹介なので笑って許してください(汗)
さて、注目の回収率については公式をご覧いただくとして、各チームの成績を別の視点でまとめなおしてみました。
総合成績では、回収率しかわからないので、どのような的中の仕方をしているのか的中率トリガミ率なども含めて馬柱に直したものです。
この馬柱から各チームのソフトの癖、戦略などを主観的にですが競馬ファンにもわかるように分析していきたいと思います。
今回の主なトピックは以下の通りです。
・機械学習VS人間の競馬頭脳の戦い
・当てに行く競馬と儲けに行く競馬のバランス
・チーム別主観的分析
・機械学習VS人間の競馬頭脳の戦い
まず競馬ファンに注目してほしいのが実はこの大会、予想アルゴリズム大会という名目の大会ですが、機械学習VS人間の競馬頭脳の戦いという構図になっています。
機械学習とは、文字認識やチェス、将棋などで活躍している人工知能の技術で、コンピューターが自分で学習し予想するというソフトです。現在これがかなり発達してきていて様々な分野で人間のお株を奪っています。
同じドワンゴさんが主宰されている電王戦なんかも機械学習のソフトが活躍しており、世間の大注目を浴びていますね。実はそれと同じ構図になっているのです。
さて、ではどのチームが人工知能側でどのチームが人間側かというところなのですが、公言していないチームもあるのでわかりません。ただ明言しているチームもあるのでなんとなく分類したいと思います。間違ってたら訂正してください。
人工知能(機械学習)チーム
4枠 松風
6枠 SIVA
8枠 sortie
人間チーム
1枠 優先出走と期間業績によるレース分析
5枠 abis
7枠 ポテイトーズ
どちらか不明(多分こっちじゃないかなあ)
2枠 HRPTV5C 五行(人間側)
3枠 ニコちゃんAI競馬(人工知能側人間側五分五分)
ごめんなさい。回収率的に注目の2チームがどちらかわかりません!
ただ回収率が団子状態の中間層についてはこの分類で間違っていないと思います。
人工知能チームのほうが的中率が高く、人間チームのほうが若干回収率が高いという面白い傾向が見えてきます。
では、なぜこのような傾向が見えるのでしょうか。それを当てに「行く競馬と儲けに行く競馬のバランス」という視点で見てみたいと思います。
・当てに行く競馬と儲けに行く競馬のバランス
何事にもバランスというのは必要で、それは競馬予想においても同じことが言えます。
前半戦を振り返って当てに行っているチーム、回収率を重視しているチームというものが明確に見えてきました。
もちろん当てに行く場合には回収率を担保する工夫が必要ですし、回収率を重視するなら当たらない場合のリスクヘッジが必要なため、単純に2極化させるわけにはいきません。
しかし、その根底にあるのが当てに行くことなのか、回収しに行くことなのかは明確に見えてきています。
御託はいいので早速分類してみましょう
当てに行く事がベースのチーム
1枠 優先出走と期間業績によるレース分析
4枠 松風
6枠 SIVA
8枠 sortie
回収率がベースのチーム
2枠 HRPTV5C 五行(人間側)
3枠 ニコちゃんAI競馬(人工知能側人間側五分五分)
5枠 abis
7枠 ポテイトーズ
なぜこう分類したのかは各チームの紹介で後述するとして、このように分けることができます。
ここで面白いのが、当てに行くチームが強いのか、回収しに行くチームが強いのか今の結果ではわからないという事です。
見られる傾向としては当てに行くチームのほうが結果が安定しているという事でしょうか。
回収率ベースのチームは上はすでにトータル回収率150%越え確定というすさまじい記録を残しているニコちゃんAI競馬チームから、1.1%という逆に信じられない回収率を残している五行まで大きくぶれています。
ところで、現状上位2チームは回収型のニコちゃんAI競馬チームと的中型の蛸坊主さんチームです。
これも面白い結果だと思います。この2チームに共通しているのは、これもチーム紹介で後述しますが、それぞれ回収型、的中型という型の違いはあるものの逆方向へのリスクヘッジのチューニングが抜群にうまいという事です。
ニコちゃんAI競馬チームは回収型の弱みである的中率の問題を、レース選び、馬券の買い方で補完しています。
一方蛸坊主さんチームは的中型の弱点である、回収額の少なさを馬券種の選び方と馬券の買い方で補っています。
長くなってきたので、各チームの私的分析は次の記事に回します。